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腕斬る者』
カッター鋭い鋏包丁大量の薬
自分を蝕み他人を傷付ける行為と知っても
その悦楽と浮遊感から逃れられない

世間の目は厳しい
同じ病と分かっているのに
排除される自傷者達

夏は厳しい季節なの
傷だらけの腕を晒して歩ける心に
そんな心にやっとなったのに
アームカバーで隠さないと
たといメンヘラの集いの中にも入れない
差別しているのは
そんな目で見てはいけない筈の
貴方達ではないでしょうか

苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい
モニタの前で涙を零し
爪を刃物に見立てて切り裂く
……真似が出来るだけ
私の愛しい刃物は何処へ行ったの

ショックで近しい者を泣かせても
刃物がいずこかに隠されていても
傷だらけの腕で浮遊する悲しみを掴みます
私は哀しいリストカッター
私は哀しいリストカッター



「黒幻想お題弐」
05.傷の手は虚空を彷徨いて
【2009/04/26 23:09】 狂気 | トラックバック(0) | コメント(0) |
俺に向かって「ハイル」と言え』
金髪碧眼、
それにいちばん似合うように作られた制服
一分の隙も無く纏って
ピンヒールのロングブーツを履く

「この薄汚い豚!」と罵りながら
大柄の男を蹴り転がす
何でもないいつもの風景

他の男によってサディストに仕立て上げられた
「俺」をいちばん悦ばせるのはこの行為
「豚」は細いヒールで股間を踏み付けられるのが好き
嗚呼、と足にすがられて
「お前などには百年早い」と
振り解くついでに脇腹に蹴りを入れる

今度は鞭を持ってこようか?と
冗談交じりで交わした会話の結果がここに有る
口角をにやりと引き上げ
背中に幾つものミミズ晴れを生じさせる
叫び声はロック・ミュージック

変態と罵られてもイイ
これが「俺」の日常で、非日常
 
 
 
 「黒幻想お題弐」
 01.仄暗い瞳に忍ばせる嗜虐
【2008/12/21 21:38】 狂気 | トラックバック(0) | コメント(0) |
黒幻想お題弐、設定』
 オリジナルネタが無い時は、これからたまにこのお題をやっていこうかと思います。
 
「黒幻想お題弐」

01.仄暗い瞳に忍ばせる嗜虐
02.君という禁忌を犯し
03.夢幻は久遠の夢を魅せる
04.純白の衣装は鮮血に泣く
05.傷の手は虚空を彷徨いて
06.幾年恋い慕えども君は
07.届かぬ思いは露と共に流る
08.舞い散る花弁を我が心に喩えて
09.歔欷は闇にのまれ、絶ゆ
10.黒い本能の蜜声

http://www5f.biglobe.ne.jp/~sharan/title/
【2008/12/20 00:37】 狂気 | トラックバック(0) | コメント(0) |
やさしさ狼』
やさしさ狼は
ひとりの少年と住んでいました
少年は歩こうとするとすぐ転ぶので
いつもやさしさ狼と一緒でした

少年にある日から
女の子の友達ができました
少年がやさしさ狼に送って貰って
少女の家に行ったり
少女がふたりの家に遊びに来たりしました
やさしさ狼と少年の生活に
華ができました

でもいつの日からか
やさしさ狼の心に
ささくれたものが生まれました
やさしさ狼にとって
少年はたったひとつの
支えでした
狼はみんなに恐れられ
仲間の狼も
あるものは人間に狩られ
あるものはやさしさ狼の
優しさに耐えられなくなり
やさしさ狼の元を去っていきました

そんなに優しいやさしさ狼だったのに
心のとげとげは増えていきました

<あの子のいちばんは僕だ>
やさしさ狼は
毎晩ひとり静かに泣きました
やさしさ狼には
その想いが一体なんなのか
解らなかったのです

心のとげとげも沢山集まれば
まんまるに近づくんだよと
だれかが言っていましたが
やさしさ狼の心は
昔のまんまるには
もどりませんでした

<あの子が少女と楽しそうにしているのが
ぼくには耐えられない>
ある日やさしさ狼は
少年を少女の家に送ったあと
迎えに来ませんでした
少年は不安がって泣いていましたが
少女はあっさりとしたものでした
「すぐに迎えに来るわよ」

少女の心にも
気づかないうちにささくれが
できていたのです

何日たってもやさしさ狼は
迎えにはやってきませんでした

あとに残ったのは
少年とやさしさ狼の涙だけでした
【2008/10/29 19:49】 幻想 | トラックバック(0) | コメント(0) |
次の文に続く詩を書いてください^^』
 バトンです。
 哉李さんの所で勝手に拾いました。
 (補足:1行目が設問です)

※血まみれの薔薇は
 彼の者の罪を暴くだろう
 四肢に浮き上がる棘模様は
 償いをし終わるまで消えぬ罪の証

※震える体は
 薬を、薬を呉れと強く欲している
 それで治るものなのかも分からずに……
 取り敢えず
 百錠の薬を多めの水で飲み干した

※壊してくれ
 此の家は狂っている
 このままじゃ……

     〜Black Out〜

※貴方が奏でた旋律は
 僕の心のメーターを上下させる
 貴方が歌う歌は
 私を心地よい眠りにいざなってくれる
 共に声をあげよう
 「ありがとう、VOCALOID!」
 
※降り続く雨の中
 僕は傘も差さず小走りに
 何も視えないだろう、僕以外には
 邪なる者が僕の脳に電波を送ってくる
 逃げても、逃げても
 あの、自転車に乗った少年は誰?

※届かない想いは
 言の葉と携帯のメールデータと共に手で握り潰そう
 思わせぶりな事はしないで
 ただの「知人」なんだったら

※貴方の
 狗となります
 犬ではありません
 噛み付かれて血塗れになっても知りませんよ
 でも
 僕は、僕【ぼく/シモベ】です
 貴方を傷つける者は
 引き裂いて食い千切ります

※血まみれの手
 血まみれの腕
 血まみれの床
 血まみれの刃
 どうせ今までの百以上の傷の凹凸に
 いずれ紛れてしまうだろう

※夢の中
 僕の腕は虚空を掴む
 とうとう捕まえ切れなかった
 白いワンピースの女の子

※終わらない夢
 それは酷い悪夢と同義
 終わらない夢
 それは叶わない願いと同義
 終わらない夢
 それは命の終わりと同義

※生きる
 それだけでも私にはプレッシャー
 断ちたい
 この煩わしい「生」と云うものを

※無くした
 秩序と云うものを
 健康と云うものと共に
 泣きたくなる
 「泣いてもいい」と云う貴方の言葉で

※叫んでも
 喉を潰されて声が出ない
 立てないのに、歩けないのに
 逃げたいのに
 あの時、どうして誰も助けてくれなかったのですか
【2008/10/07 23:48】 その他 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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